アドバイザーコラム ADVISER

昨今の保険薬局M&Aについて 

今年4月の診療報酬改定や
秋の薬品卸との価格交渉を経て、
来年の増税、再来年の診療報酬改定を見据えて
今、今後の経営についてのご相談を
頂く機会が春先に比べると
急増しております。

その中でも、
「自社は今の保険薬局のM&Aの相場の中で
どれくらいの引継ぎ先があり、
またどの程度の価格での譲渡が可能であるか」という
問い合わせも少なくありません。

すでにご覧になられた方も多いと
思いますが、10月末の日経新聞に掲載されました
「薬局再編 中小M&Aの波」という記事の中では、
大手3社の新規出店計画は245店舗で、
昨年度の2.8倍となっております。
そのうち3分の2がM&Aで計画しており、
M&Aでの新規出店の計画は大手3社合わせて
昨年の5倍の件数を予定しているとのことです。

また、約10年前は優良店でも買収額は営業利益の3年分未満でしたが、
今は営業利益の3年分~5年分で、7年分の場合もあるとのことで、
昨年に比べて、件数、金額ともに大幅に増加している
印象がございます。

実際に、現場で保険薬局のM&Aに携わっておりますが、
今まで、ご相談の機会のなかった薬局様からも
お話をさせていただく機会をいただいたりと
保険薬局M&Aの大きな流れを日々感じております。

また、大手の調剤薬局の積極的なM&Aだけではなく、
弊社では独立薬剤師からの問い合わせも増えており、
後継者に悩む経営者様とのマッチングも従来以上に
機会が増えております。

M&Aとは、一朝一夕に成就できるものではございませんので
この流れが過ぎてしまわないうちに、些細なことでも構いませんので
是非一度ご相談だけでもさせていただけましたら幸いです。

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