アドバイザーコラム
ADVISER
2020年に向けた譲渡相場の変化について
最近、お客様のところに訪問すると「譲渡相場」についての
ご質問を頂くことが増えております。
「どうせ下がるって言うんでしょ?」という声が聞こえてきそうですが、
今回はそうではありません。
今後の相場は下降相場ではなく、両極端相場だと感じています。
店舗数、売上確保を目的とした大量買いは落ち着き、
店舗ごとの質を高めるようなM&Aが増えてきています。
その結果、魅力のない店舗へは営業権をほぼつけない、
一方で企業にとってメリットの大きいものにはこれまで以上の
譲渡価格を提示していただけることが多いです。
そういった好条件で取引されている店舗の特徴として
当然ですが来年の改定以降もしっかりと見通しが
立てられることが挙げられます。
具体的には
・在宅の取り組みが盛んである
・人口増加の見込めるエリアである
・面処方をうまくとりこんで集中率が低い
・店舗が広く新しい取り組みを行いやすい
・自社所有の店舗とドミナントが組める
などが理由は様々ですが前にも増してシナジーが重視されています。
一度、売却を考えていたが値段に納得がいかなかった方が
現在の市況でより良い条件を引き出して売却に至ったケースもございました。
また、弊社では在宅医療に特化している薬局と提携して
在宅医療の効率化、薬の共同購入など経営状態の改善も
お手伝いしておりますのでお気軽にお問合せください。