アドバイザーコラム ADVISER

2020年診療報酬改定について

2025年までに、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、
4人に1人が75歳以上という超高齢社会が到来します。
その社会環境を踏まえて、行政は報酬改定を始めとした医療制度の見直しを図っています。
この時期になると、診療報酬改定に備えて経営者様から
今後についてのご相談を頂くことが増えてきます。

皆様も知り合いの経営者様や友人との間で、改定内容についてや、
周辺薬局のM&Aについてお話しをされる機会が多くなってきたのではないでしょうか。

2020年度調剤報酬改定に向けた中医協の議論が一巡し、
大まかな方向性が見え始めてきました。

調剤基本料に関しては、基本料1を算定している診療所門前などを基本料2とするほか、
後発品調剤体制加算の要件も見直す方向で議論が進んでいます。

また、「地域支援体制加算」については厳しい要件といわれている
「8項目」の緩和については否定的な意見が大勢を占め、
逆に基本料1の薬局にかかる要件を、
他の基本料と同様の厳格化を求める意見が出ています。

16年度、18年度の2度にわたる改定で処方箋受け付け回数や集中率に基づいて
範囲を拡大してきましたが、20年度改定でもさらに拡大する可能性が高いといえそうです。

現在議論が進んでいる状況ではありますが、
診療報酬改定で大きく影響を受ける薬局が多いと予想されます。

ユニヴでは在宅の効率的な支援や、薬の共同購入支援等もご案内できますので、
薬局経営にかかわる些細な悩みがありましたら一度是非ユニヴに相談くださいませ。

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