アドバイザーコラム ADVISER

M&Aの仲介会社に相談の際の確認事項

「どうすれば薬局は売れるのか、いかに薬局の魅力を高め譲渡することができるか…」
譲渡を決めたが、いざ動き出そうとしたときにお考えになる方は多いと思います。

M&Aによる譲渡は増えてはきていますが、日本の中小企業で薬局を何度も売る経験をされた方は稀かと思います。
今回は、その段階で仲介会社に相談の際に確認しておいた方が良いことをお伝えいたします。

1)自社店舗の売れる見込み
2)譲渡金額の目安
3)M&Aの手法やスキームについて
4)スケジュール感、手続きの流れ
5)仲介会社の契約形態、行う業務内容、報酬体系

このうち1~4について、成約について見込の高い仲介会社を選ぶことは前提にお考えかと思います。
ですが、仲介会社によっては相談依頼をいただいたからには…と、根拠のない金額や見込みを伝えるパターンや、
逆に慎重すぎる提案をするパターンもあり得ます。

1~4についてプラス面を話すだけでなくマイナス面も説明してくれるか、
真摯に向き合ってくれるかを慎重に検討することをおすすめします。


また5の契約形態については、売り手買い手の双方から仲介契約を締結し報酬を得る形態と、
片方のみと契約し報酬を得る形態があります。

売り手買い手双方から依頼を受ける場合、立場が逆となるので利益相反が起こることも懸念されます。
中小企業のM&Aにおいては、経験がない方が譲渡をすることが多いため、
売り手側の金額面や、売り手経営者のプライベートなどの心理的な部分の調整が成否を左右する場合が発生します。
そのため、仲介者が中立な立場として双方の意見を調整緩和してもらうことが重要です。

上記確認事項を踏まえ、売り買い双方の利益相反が生じることのないよう、中立した立場で業務にあたるため、
仲介会社の業務内容には多少の制約が生じることは認識していただければと思います。


ユニヴでは、事業継承や譲渡に関してのご相談を無料にて承ります。
上記のようなご相談はもちろん、売り手様の想いを引き継ぐことが出来るよう、詳しくヒアリングさせていただいております。
小さなことでもご連絡いただけますと幸いでございます。

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