アドバイザーコラム ADVISER

新たな収益の確保に向けて

昨年に処方箋なしで医療用医薬品を販売する「零売」について
ニュースで話題になりましたが、
日本零売薬局協会が「零売を行う薬局運営事業者が順守すべきガイドライン(GL)」
を策定した事を発表されました。

零売を行う薬局で購入することによって、医師からの処方箋なしで薬を購入出来ます。

購入者にとって金銭的負担が少なくて済んだり、
あらかじめ薬が決まっていればすぐの購入が可能、
病院に行けなくても購入が可能、薬剤師と薬について相談し購入することが出来る…
などのメリットがあります。

その反面、医師の診療を受ける事が出来ない為、
薬剤師では症状を判断する範囲が限られる事や、
零売を行う薬局では、扱える薬の種類が
「その他の医療用医薬品」約7000種類と限られている為、
事前に購入予定の薬局に確認する必要が生じます。

このGLには、零売を行う薬局の経営陣や管理者が、
従業員の零売・調剤に関する業務上の責任を負うことや、
適切な業務実施のための社内体制の整備や業務手順書の作成、
周知徹底などを行うよう明記し、GLを順守することで、
零売を行う薬局と医療機関・医療関係者の関係の透明性を高めることもできるとしている。

今まで医療従事者や業界内での認知度が低かった為
あまり良いイメージを持たれることがなかったり、
卸との取引が上手くいかないケースもあり、グレーな部分が多かったのですが、
このGLを広めて具体的な活用や運用の仕方を発信し、
行政にも認めてもらったうえでそのイメージを払拭し、
零売を行いやすい環境を行っていきたいという目標も掲げているとの事。

コロナ禍で以前のように病院にかかれなかったり、
それに伴う調剤売上の低下に、
新たな収益の確保の為の材料となればと思います。

ユニヴでは経営でのお困りごとをはじめ、
医薬品の共同購入のサービスの提案や人材面でのご相談も賜っております。
小さなことでもお気軽にご連絡頂けますと幸いでございます。

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